【効果絶大】スイフトスポーツをデッドニングして音質向上・遮音対策してみた

デッドニング 完了 ZC33S カスタム

スイフトスポーツ(ZC33S)に乗り替える前はヴェルファイアに乗っており、純正のスピーカーでも何の不満もなく快適に音楽を聴いていました。

スイスポには前車から移植したナビを取り付け、いざ音楽再生!・・・ん?何だこのカスカスの音色は?

ナビが同じなのにここまで違うということは、根本的に何かが違う!っということでまずは人生初のデッドニングに挑戦しました。

素人なりに色々と調べて作業しましたので、一連の作業内容をまとめておきます。

この記事で分かること

  • デッドニングしていない場合はどういう状態かが分かる
  • デッドニングの作業内容が分かる
  • デッドニングの効果が分かる
  • デッドニングに必要な材料が分かる

スイフトスポーツをデッドニング┃購入した材料たち

デッドニング 購入品

そもそもデッドニングとは何か?というと、「本来のスピーカーの形に極力近づける対策」とでも言うのでしょうか。

ご家庭にあるスピーカーを見てもらえば分かりますが、木製などの箱に囲まれた物を想像すると思います。スピーカーから出る音は、できるだけスピーカーからしか出さないようにして他から漏れる音やビビリ音などもない方がスピーカー本来の良い音が楽しめるのです。

これから紹介しますが、一般的な車種はメンテナンス性やコストダウンのため「良い音」は後回しにされているのが正直なところです。

デッドニングに必要なものは、制振材・吸音材と呼ばれるものになります。

今回購入したものをまとめておきます。

ドアスピーカー専用デッドニングサウンドアップキット

ドアスピーカー専用デッドニングサウンドアップキット

↓購入先が在庫切れなので参考リンクです↓

デッドニングには、ドアの裏側に貼るアウター用制振材と吸音材、ドア内側のサービスホールに貼るインナー制振材があります。

車のドアは、薄い鉄板のみなので反響してきた音でドアがビビったり、外からのノイズがそのまま車内に入ってきます。

制振材を貼ることで、この薄い鉄板を補強しドアに開いているサービスホールを塞ぎ、スピーカー本来の性能をできるだけ発揮させてあげようということです。

それぞれ購入しても良いのですが、材料が余ったりしてトータル的に高くなる可能性もあります。

初心者の自分は「まずは一式揃っているものを買って、足らなくなったものを追加しよう」という方法にしました。

上記の商品はドア2枚分なので、スイスポのようにドア4枚の場合でリアドアも施工したい場合は、2セット購入するか制振材などを単品で追加しておきましょう。

ちなみに、上記のものだとドア2枚分では余るけど4枚分では足らないくらいの量でした。

エーモン 音楽計画 制振吸音材

エーモン 音楽計画 吸音材

スピーカーは、正面以外にも裏面からも音が出ます。

その音がドアの中を反射して余計な場所から音が漏れないように吸音させてあげるものです。

カット済みなので、剥離紙を剥がしてペタペタ貼るだけなので作業としては簡単です。

フロント用とリア用として、2セット購入。

エーモン 音楽計画 ポイント制振材

エーモン ポイント制振材

部分的に振動ある場合などに貼るための制振材です。

デッドニングのキットには少量入っているのですが、心配だったので足らないよりマシかと2セット購入しておきました。

スピーカー背面吸音材

デッドニングサウンドアップキット 付属品

スピーカーの裏面のドアに貼るための吸音材です。

スピーカーの裏は、モロに音が出ますのでこの手のスポンジを貼るのが主流のようです。

購入したものが品切れだったので、同等品のリンク貼ってます。

デッドニングキットがドア2枚分なので、リア用が足らないので単品購入。

以上が必要な材料になります。要は制振材と吸音材だけですね。

スイフトスポーツをデッドニング┃施工方法

材料が揃ったところで、いよいよ作業の開始です。

作業としては、以下の流れとなります。

デッドニングの施工手順

  1. ドアの内側パネルを外す
  2. ドア内面に貼ってあるビニールで開口を型取りし剥がす
  3. ドア内部を脱脂しアウター制振材を貼る
  4. ドア内部に吸音材を貼る
  5. ドア外側のサービスホールをインナー制振材で塞ぐ
  6. ドア内面パネルを戻す

ドアの内側パネルを外す

まずは、ドアのパネルを外さないと始まりません。

スイスポ ドア 内張り剥がし

ドア4枚とも要領は同じです。

スイスポの場合、3箇所にビスとクリップがありますので外します。

まずは、ドアハンドル部にビスがあります。

カバーで隠れているので、内張り剥がしで外します。

内張り剥がしは、何かと重宝しますので1本は持っておいたほうが良いと思います。

次にドアポケット底面に隠れているビスを外します。

底面にあるカバーを小さいマイナスドライバーでこねるとビスが見えますのでサクッと外します。

ドアの端上部には、クリップが刺さってますので中央のポッチを押して引き抜きます。

ちなみに、このクリップが付いているのは運転席と助手席のみです。リアは他2箇所のビスだけです。

次に、ツイーター部分のパネルを外します。

ビスなどはありませんので、上から引っ張れば外れます。

あとは、パネルの下側からスイスポへの優しさや愛情を捨てて、勢い良く引っ張ります。

初めて外す場合は特に固いので勢い良く引っ張らないと外れませんが、パネルにはウインドウスイッチなどの配線が接続されているので、ご注意ください。

スイスポ ドア 内張り剥がし

はい、外れました。

しかし先程も説明しましたとおり、スイッチ類の配線が接続されていますので、これからは優しく対処してください。

運転席には、2箇所コネクタが接続されいます。どちらも爪を押しながら引き抜けば外れますが、慣れていないとなかなか手こずる様です。

しかもパネルとドアの隙間が狭いので、頭を突っ込んで除くことも難しいので遠目で爪を確認しながら手探りで引き抜くしかないです。頑張ってください。

スイスポ ドア パネル外し

パネルを外したらこんな感じです。

数箇所の大きな穴が開いています。その奥は外面のドアになります。

これでは外からの騒音がモロに入ってくるのもうなずけるのではないでしょうか。

ドア内面に貼ってあるビニールで開口を型取りし剥がす

スイスポ ドア ビニール

ドアの開口部には、全面防水用のビニールが貼ってあります。

これは作業の邪魔なので剥がしてしまうのですが、その前にひとつ作業を。

開口部は、最終的にはインナー制振材で蓋をしてしまいます。開口部のサイズに合わせて制振材カットするために型取りしておきます。

大きい開口部の周り1~2cm程度外側をマジックでなぞっていきます。

途中、ケーブルやクリップなどがある部分はどのように避けるか、切込みを入れるかなどをザックリと書き込んでいきます。

型取りが終わったらビニールを剥がしてしまいます。

スイスポ ドア ブチルゴム

っと、ここで一番厄介な作業ではありますが、このビニールを貼っている接着剤。ブチルゴムというものなのですが、これがまぁキレイに剥がせません。。。

柔らかい、ネバネバしてますのでデッドニングキットに付属されている専用のヘラで切るようにして切り離していきます。

あまり引っ張りすぎると、ビニールが伸びせっかく型取りした形状が狂ってしまいますので注意しながら外していきましょう。

スイスポ ドア ブチルゴム剥がし

キレイに取れてもこのくらいが限界です。

「どうせパネル付けたら見えないし~」って方はこれで完了でも良いですが、せっかく愛車をカスタムしているのですから、最後までキレイに剥がしました。

そこで活躍したのが・・・

ガムテープです。

残ったブチルゴムの上からガムテープをしっかり貼り付け、すね毛をむしるように「ベリッ」と剥がします。コツは、貼っている方向(画像では横方向)へ剥がすのではなく、逆方向(上下方向)へ剥がすとキレイに取れます。

経年劣化やメーカにもよると思いますが、新車に近いスイスポはこれで剥がせました。

っと言っても、若干残る部分はパーツクリーナーやシリコンオフで取れますのでご安心ください。

最近愛用しているシリコンオフは、エーゼットの安いやつです。

スプレーボトルに移していつでも使えるようにしており、今回もお世話になりました。

スイスポ ドア ブチルゴム剥がし

画像の程度のブチルゴムならウエスに吹き付けて擦れば簡単に取れます。

取り外したビニールは、後ほど切り分けて制振材をカットするのに使用しますので一旦保管しておきます。

スイスポ ドア デッドニング前

キレイに剥がしました。

制振材を貼るのに邪魔になりそうな金具やパーツは事前に外しておきましょう。

ドア内部を脱脂しアウター制振材を貼る

デッドニング アウター制振材

アウター用の制振材です。

これを適当な大きさにカットして、ドアのサービスホールから手を入れて貼っていく作業です。

まずは、ドア内側の水分や汚れを拭き取ります。

貼り付けますので、脱脂としてパーツクリーナーやシリコンオフで拭き上げておきます。

貼る場所としては、特に決まりがあるという訳でもありませんが、サービスホール付近やドアの中央付近は、しっかりと貼っておいたほうが良いと思います。

スピーカーも外して真裏側にも大きめに貼っておきました。

貼り付けたあと、デッドニングキットに付属している専用のヘラでしっかりとボディーに密着させるようにグリグリと押していきます。

ある程度アウター用制振材を貼ったところで、ドアの外側からコンコンと叩いてみてください。貼る前に鳴っていた高い音ではなく、いかにも補強されたような低い音に変わっているのが分かります。

もちろん、内部全体にまんべんなく貼るのが理想ではありますが、ポイントごとにまんべんなく貼るだけでも全く変わりますのでご予算に合わせて材料は準備してください。

ドア内部に吸音材を貼る

デッドニング スピーカー吸音材

次に吸音材となるスポンジを貼っていきます。

まずは、スピーカー裏側。こちらは専用の大きめのスポンジを貼ります。

デッドニング スピーカー 吸音材

できるだけスピーカーの真裏に貼るようにします。

それ以外の箇所には、エーモンの取説通りに全体に均等になるように貼りました。

制振吸音材 手順

これでドア内部の作業は完了です。

ドア外側のサービスホールをインナー制振材で塞ぐ

今度は、ぽっかり開いているサービスホールを塞いでいきます。

デッドニング インナー制振材

これがインナー制振材になります。

表面はアルミで接着面はブチルゴムです。結構ズッシリしていますがこれが余計な音をシャットアウトするためには必要なのです。

デッドニング 型取り

まずは、先程型取りしたビニールを切り取り、インナー制振材の上に並べてできるだけキレイに材料を使えるように配置してみます。

切り取ったビニールは、反対を向ければ助手席側に使えます。(スイスポの場合なので事前に確認しておきましょう)

運転席側なのか助手席側なのか分からなくなるので、それぞれのビニールには「右」と書いておきました。字が逆になれば助手席用ってことになります。

デッドニング 型取り

インナー制振材の表面はアルミなので、マジックで書いた線をヘラなどでなぞれば型が移ります。

あとは、ハサミでカットしていきます。

カットしたインナー制振材をサービスホールに貼っていき、穴を全部塞いでいきます。アウター用と同様に接着面は、しっかりとヘラで密着させていきケーブルなどの出っ張りはケーブルを覆い、隙間ができないようにしていきます。

デッドニング 補強

貼り終わったら強度アップのためサービスホール部分にヘラを立てて線を入れていきます。

アルミで柔らかいので穴を開けないように注意してください。

デッドニング 完了

そして、全ての穴を塞いだのがこちら。

小さい穴は、パネルを固定するクリップの穴なので塞ぎません。

以上でデッドニングは完成になります!

ドア内面パネルを戻す

最後に分解した逆手順で、パネルを取り付けていきます。

外したスイッチ類のコネクタを接続忘れないように。

「あ~終わった!」って油断してると接続忘れて「窓が開かない!!」なんてことになりかねませんので。(実際、リアの助手席側の接続忘れて焦りました(汗))

スイフトスポーツをデッドニング┃施工後の効果の程は?

丸一日を掛けてようやく完成したデッドニングですが、その効果に驚きました!

実感したデッドニング効果

  • 車内がとても静か!
  • スピーカーの音が鮮明で低音が増した!
  • ドアを閉める音が高級車の用になった!
  • ロードノイズが激減!

苦労したかいがあるとうのは、このことかもしれません。

結構な時間は掛かりましたが、その効果はなかなかなものです!

もし、今の車の音響に少しでも不満がある方はぜひとも挑戦してみては如何でしょうか?

ちなみに、音質向上を奥さんに説明して曲を聴かせ自慢したところ、「私の車もやりたい~!!」と言い出し、翌週末にトヨタ ライズにも施工・・・。

デッドニングキットにヘラなどは入っていたので、制振材と吸音材のみを追加購入。

経験上、材料は多いほうが良いのは理解したのでお得なこちらを購入。

なんと、5m巻で結構安い!

奥さん以外にもう1台(トヨタ タンク)の計2台に使っても余るほどの量でした。

トヨタライズ デッドニング

「自分の車だろ!」と一緒に手伝わせて、ライズも無事にデッドニング完了!

その後、爆音で出かけたのは言うまでもありません(笑)

↓デッドニングと同時施工したスピーカー交換でさらなる音響UPした話(フロント)↓

↓フロントだけでは終わりません!(リア編)↓

↓スピーカー交換後日、調子に乗ってサブウーファーも付けました!↓

↓今までのスイフトスポーツ(ZC33S)カスタムまとめはこちら↓

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