【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較 シリコン洗車

今更ながら「シリコン洗車」にハマってしまい、今更ながらブログで発信してるのって、ある意味「新しい」のではないか? と思って試行錯誤やって、何か面白いことできないかと楽しんでます。

時代には完全に乗り遅れてしまいましたが・・・マイブームです(笑)

ってことで、今回も世間との温度差を感じながらやっていきます!

「シリコーンオイル」を使って車をコーティングして独特の艶や防汚性を発揮させようってのが「シリコン洗車」と言われてます。

シリコン洗車?始めるには?ってことを知りたい方はまずこちらをご覧ください↓

上記事でも触れていますが、シリコーンオイルと言っても本当に様々な種類があり、その中でも用途に合わせた「粘度」を選ぶことができます。

本記事では、このシリコーンオイルの粘度によってシリコン洗車に違いが出るのか調べてみようと。

シリコーンオイルの粘度について

【シリコン洗車】初期導入のためドブ漬けしてみた

シリコーンオイルといえば「信越シリコーン」と言われるくらい有名な信越化学工業さんのシリコーンオイル。

シリコン洗車で使われているシリコーンオイルの定番といえば、「KF-96-50CS」ってやつ。

この型式の末尾の「50CS」ってのがそのシリコーンオイルの粘度になり、数値が小さいと粘度が低くサラサラ、大きくなるとドロドロしてます。ちなみにこの粘度の種類は、標準品だけでも27種類もあるそう。

で、シリコン洗車に良く使われてるのが「50CS」。 自分も「まずは定番からお試さねば」と50CSを購入。

そもそもシリコン洗車は「用途外」で塗装面などに塗布するわけなので、ルールも何もありません。なので、絶対に50CSを使わないとダメってことはないんです。

ただ、この粘度の違いで何かが変わるのであれば、色々悩まず早いうちに調べて参考にしたいですよね。

ってことで、追加購入しましたよ!

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

KF-96-300CS

50CSに比べて少々お高め。ただ粘度があるから高いってわけでもなさそう。流通性の問題?

Amazonでは他にも30CS・100CS・350CS・500CS・・・10000CSまでも販売されてました。

今回、300CSを追加購入しましたが適当に選んだ訳でもなく、シリコン洗車をされてる先輩方の中にはこの300CSを愛用されてる方もいるようで。簡単に言うと違いが気になっちゃったんです(笑)

50CS VS 300CS 比較してみる

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

ということで、比較していきます! 実験台はもちろんいつものトヨタ タンク。

先週、50CSで初回のドブ漬けを終えてます。初回なのでまだシリコンボディーは未完成?なのかな。しっかり水洗車は済ませてます。

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

缶のままだと使いづらいので、ひとまず300CSを別容器に移します。

余談になるけど、移すときは上画像のように注ぎ口が上にすると注ぎやすいですよ。内キャップ外してないのはイメージ撮影用なだけで、決してボケてる訳ではありません。。。

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ド真ん中から分けて、左側を50CS。右側を300CSで施工してみます。

塗布方法は男らしく原液直塗り!

今回、マスキングテープは貼りません。てか、シリコーンオイル塗布されてるので貼れません(汗)

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もちろん公平にするため塗布と水洗車、拭き上げのショップタオルも完全に分けます。

果たして大きな違いは出るのでしょうか?

右側に300CSを施工

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

肝心の300CSの粘度具合ですが、50CSがサラダ油とするなら300CSは・・・ガムシロップくらい?はちみつまではない感じ。

では塗布していきます。軽く濡らしたボディーにショップタオルでベタ~っといっちゃいました。

塗布中の写真は割愛で。なにせ両手シリコンまみれなので何も触れません(汗)

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

右半分に300CSを塗布。

やはり白ボディーはムラが分かりづらい… 施工としては助かりますが写真映えは皆無。。

やはり50CSより粘度が高いだけあって水で濡れてないとググッと重い拭き上げ感です。が、水あるとスルスルっと拭けます。

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

ボンネット、窓ガラス、ルーフ、リアと、一応完全に右半分だけ塗布しました。

やはり粘度がある分、良く言えば塗応えはあり、悪く言えばベッタリ感がしっかり残ります。

左側に50CSを施工

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

続いて右側は定番の50CSを塗布。

300CSを塗布してすぐに50CSを使うと劇的に施工性が良い。ドライ面でもサラサラと塗布できます。

でも逆に言うと「少々頼りない粘度」に感じてしまいます。

塗布感としては、50CSが液状コーティング剤とすると、300CSがワックスみたいな感じ。

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

50CSを左側全体に塗布完了。

施工してしまえば見た目に違いはないです。

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この状態のまま、明日までドブ漬けしておきます。

ドブ漬け後の比較

さてさて翌日です。

最近、毎週末をこのシリコン洗車に費やして休みも早起きする習慣が身についちゃいました… まさかシリコン洗車にこんな効果もあるとは(笑)

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

昨晩は雨が降ったらしく多少シリコンが流れたかも?でも左右混ざったりはしてないかと思うので検証は続けます。

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

ひとまず水洗車を半分ずつ行いました。

水で流しながらだと粘度の違いはほぼ分かりませんが、若干300CS方が流すのも重く感じる気がします。

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

撥水状態の確認。

下側に指が見えてますが、そこがセンターライン。

どうですか?

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右側 300CS ↑

水滴の形状を覚えておいてください。

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

左側 50CS ↑

如何でしょうか?

ハッキリ言って・・・分かりません(汗)

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300CS ↑

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

50CS ↑

撥水性に関してはやはり同じにしか見えません。。。

続いて軽く拭き上げて艶感を見ていきます。

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

ボディー色が悪いのか目やカメラ性能が悪いのか、違いは分かりません。。

うん・・・同じ。 これが判定結果とします。

あとは耐久性の違いですね。

個人的には粘度が高い分、流れ落ちる量も少なくなる気がするので、300CSが多少なりとも撥水性が持続しそうな気がしますが、しばらく経過観察してみます。

シリコン洗車に最適な粘度とは?

【シリコン洗車】粘度による施工性・耐久性・撥水性に違いはあるのか?│50CSと300CSで比較

50CSと300CSで施工性から撥水や艶感など比較してみましたが、結局のところ大きな違いは分かりませんでした。

現時点で分かったのは

  • 塗布感は300CSの方が重いので、施工性は50CSの方が良い
  • 密着性は粘度が高い分、300CSの方が良さそう(今のところあくまでイメージ)
  • コスト的には50CSの方が割安な価格相場

くらいでしょうか。

ただ、「塗ってる感」は圧倒的に300CSが良いです。これが何になるのかはさておきなんですが(汗)

300CSが耐久性が2倍になるとかなら考えちゃいますが、そこまで違いがないなら施工性重視で50CSが良いのではないかと。

または、ガッツリドブ漬けする場合は300CS。日頃のメンテナンスには50CS。みたいな感じで使い分けても良いかもしれません。

どっちにしても2種類買っちゃったからどうにか使い切りたいと思います(笑)

色んなものを添加してオリジナルのシリコンコーティングするのも色々試してみたい↓

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