似てるけど違う!ドリルドライバーとインパクトドライバーとは?

インパクトドライバー DIY・雑記

おうち時間を利用してDIYを始める方が増えています。

何をするにしても必要になってくる工具類を実際仕事で使っている物の写真などを使い簡単に分かりやすく紹介していきます。

今回は、「ドリルドライバー」と「インパクトドライバー」です。

一見似ている工具ですが、用途が変わってきますので間違って購入しないようにぜひチェックしてみてください。

ドリルドライバーとは?

まずは、ドリルドライバーをご紹介します。

DIY初心者の方は、まずこちらを想像されるのではないでしょうか?

穴を空けたり、ネジを締めたりする工具で初めて使う方にも扱いやすい必須と言って良い電動工具です。

ドリルドライバー

ドリルドライバーの特徴

ドリルドライバーは、正転(ネジを締める方向)と逆転(ネジを緩める方向)に回転する工具で、ビットと呼ばれるドリルドライバーの先端に付けるアダプタを装着して使用する工具です。

ドリルドライバー 先端

先端には、「チャック」というビットや穴あけに使うキリを掴む部分があります。チャック部を緩めると3つの爪が開いて掴めるようになります。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

上部には、回転スピードを切替えできるスイッチが付いています。慎重な作業が必要なときは「1」、素早く作業する場合は「2」を選択します。

出典:マキタ取扱説明書
出典:マキタ取扱説明書

チャックの根本には、トルク(締め込む力)を調整できるダイヤルが付いています。数値が高いほどトルクが掛かり、セットした数値になると停止します。

また、機種によってはトルクで停止しないモード(例:キリのマーク)があります。

このモードではトルク値をセットしないので自動で止まりません。無理な負荷を掛けすぎるとモータの損傷に繋がりますので十分注意してください。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

グリップ部(握る部分)には、回転させる引き金と正転・逆転を切替えるレバーが付いています。このレバーは、正転・逆転の中央にすると引き金が動作しないようにロックを掛けることができます。(インパクトドライバーも同じ)

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

ドリルドライバーの用途

このように、ドリルドライバーはトルクやスピードを調整できるので穴あけや柔らかい材質へのネジ締め、短めのネジ締めに向いています。

トルクも細かく調整でき、ネジを破損させたりするトラブルを減らすことができますので、初心者にも扱いやすい電動工具となります。

インパクトドライバーとは?

インパクトドライバーとは、ドリルドライバーのように回転するだけでなく打撃(インパクト)を組み合わせることで、ドリルドライバーより力強くビスなどを締め付けることができる工具です。

テレビなどのDIY特集で、締め付けていった後に「ダダダッ」と音を立てているのはインパクトドライバーです。

インパクトドライバー
インパクトドライバー

インパクトドライバーの特徴

インパクトドライバーは、ドリルドライバーと違う箇所が数点あります。

正転・逆転や引き金などは、基本的にドリルドライバーと同じです。

先端のチャック部は、六角軸と呼ばれる六角形のビットのみセットすることができます。

ビットを挿入する際にチャック部のリングを引き上げて抜き差ししますが、機種によっては差し込むときは引き上げなくても挿せる機種もあります。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書
インパクトドライバー ビット外し方
抜き差し時、リングを引き上げる

写真のとおり、インパクトドライバーにはドリルドライバーのようにトルクを切替えるリングが付いていません。締めていけば打撃し続け締め込んでいくことになります。

よって、使い方によってはネジを素材に締め込みすぎたり、最悪の場合はネジを折ってしまう可能性がありますので注意が必要です。

慣れれば問題ないのですが、心配な方は打撃や回転を落とせる機種もありますのでそちらを選んでおくと安心でしょう。

一般的には、ドリルドライバーも同じですが引き金の上部付近にLEDライトが付いており引き金を引くとライトが点灯して、ネジ込む付近を照らしてくれる機能があります。

狭い場所や暗い場所では、活躍しますので購入の際は確認しておきましょう。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

ドライバーやキリの他にもソケットアダプタを使うとボルトなどの六角ソケットなども使うことができます。

インパクトドライバーの用途

説明のとおり、インパクトドライバーは打撃により非常に大きな力を出せますので、硬い材質や長めのネジ、金属等への穴あけ、太いボルトの締め付けなどに向いています。

しかし、強さの調節もできますし、引き金が無段階で回転制御ができるので扱いに慣れればドリルドライバーの様に使うことも可能です。

ただし、ビットの接続は六角軸のみですので、キリなどの円形の物は専用のアダプタが必要になりますのでご注意ください。

変わった形状のインパクトドライバー

インパクトドライバーには、変わった形状のインパクトドライバーがあります。

狭いところでの作業などに適している形状の機種をご紹介します。

マキタのアングルインパクトドライバーです。通常のインパクトドライバーが入らないような場所でも届く形状になっています。

先端がL型になっていて、作業性の悪い場所で活躍します。

引き金や正転・逆転は、根本に付いており引き金は握るタイプですので操作性も考慮されています。

L型 インパクトドライバーグリップ
引き金部

小型のドリルドライバー・インパクトドライバー

今までご紹介した電動ドライバーは、上位クラスの「18Vシリーズ」です。

値段は張りますが、このクラスを買っておけばプロでも使っていますので間違いないのですが、初心者や用途によっては小型の電動ドライバーもおすすめです。

ペン型ということで、ペンドライバドリル・ペンインパクトドライバーと呼ばれています。こちらは「7.2V」になります。

ペン型インパクトドライバー ドリルドライバー
ペン型

小さいネジや家具などの組立には重宝する電動ドライバーです。

上がインパクトドライバー、下がドリルドライバーになります。どちらも六角軸のチャックです。

ご家庭で手動のドライバーで大変な作業くらいは難なくこなせるので1台持っていても良いかと思います。

小型の場合は、力が強いインパクトドライバーがおすすめです。

他にも中間のサイズで「10.8V」のシリーズもあります。小型の木工作業などに適したサイズですのでペン型では物足りない方はこちらも検討されても良いかもしれません。

充電工具でおすすめの揃え方

電動工具は、どこでも使用できる充電式をおすすめします。

そして、充電工具を揃えておく上で重要なのは「同じバッテリーを使えること」です。

各メーカ、例えば18Vシリーズなど様々な工具を同じバッテリーを使用できますので充電器を無駄に増やしたりすることがありません。

まずは、充電器のセットを購入しそれ以降は工具単品で購入すれば、余計な費用も掛かりませんし置き場所にも困りません。

他にも持っている色々な電動工具を紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

簡単なご紹介でしたが、基本的な機能や用途はお分かり頂けたと思います。

電動工具の基本となる工具ですので、参考にして用途に合わせた適切な工具を購入しましょう!

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