【切断工具】ジグソー・レシプロソー・バンドソーとは?

DIY・雑記

DIYなどで必ずと言っていいほど必要になる「切断作業」

少量であれば、のこぎりでギコギコで良いでしょうが大きな物や数量が増えれば大変な作業になります。

電動工具を使って切断を楽に正確に行うことで作業も出来栄えも変わってきます。

この記事では、作業でよく使う切断工具をご紹介します。

ジグソーとは?

ジグソーとは、切断工具の中でよく登場する工具の1つです。

ジグソーの意味は「糸鋸(いとのこ)」のことで、ジグソーパズルのジグソーになります。

ジグソー
マキタ ジグソー

ジグソーの特徴

ジグソーは、ブレードと呼ばれる刃を装着して上下運動しながら切断する工具です。

全体の操作スイッチ類の参考がこちらです。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

糸鋸のように直線以外にも曲線も切断できますので、円状にくり抜いたりすることも可能です。

ジグソー 刃
ブレード

ブレードについて

ブレードには、金属用・木材用・アクリル用など様々な種類が揃っており、使う用途の幅が広いです。

参考までに、下の表がブレードの種類です。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

ブレードの交換は、機種によりことなりますが付属の六角レンチを緩めることで交換作業ができるのが一般的です。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

最近の機種では、六角レンチを使わずブレード部の根本に付いているレバーを回すだけで簡単に交換できる機種もあります。ブレードを多用する方にはとても便利がよい機能です。

ジグソー ブレード交換
ブレード交換レバー

ブレードは、機種により接続できるタイプが分かれています。

この機種は「Bタイプ」となりますので、ブレードを購入するときには間違わないように注意してください。

ジグソー ブレードタイプ
ブレードタイプ

切断するための設定調整

様々な切断を効率よくするために、切断時のスピードを変更することができます。

ジグソー スピード調整ダイヤル
スピード調整ダイヤル

マキタの場合、6段階が主流です。数値が大きくなるほどスピードが早くなり、木材や軟鋼鉄などは4~6程度、ステンレスやアルミなどは3~4程度、プラスチックやアクリルなどは1~4程度がおすすめです。

一般的にジグソーは上下運動が基本ですが、機種によっては上下運動と同時に前後運動もできるものもあります。

オービタル運動というもので、前後運動を増やすことで切断が高速にでき切断効率が上がりますが、その分切断面が荒くなる可能性がありますので、様子を見て調整するのが良いでしょう。

出典:マキタ取扱説明書
引用:マキタ取扱説明書

動作維持機構・安全ロック機構

グリップ部には、引き金とロックボタンが付いており連続して切断するときなどは引き金を引いた後にロックボタンを押すことで、動作したまま維持できます。

ジグソー引き金 ロックボタン
引き金とロックボタン

この機種は、安全のため動作させるには引き金を引く前にグリップ上部のボタンを押すことで動作が可能になります。

ジグソー 動作ロック解除ボタン
動作ロック解除ボタン

動作解除後、一定時間使用しなかった場合は自動でロック状態になります。

様々な切断方法

ジグソーは、様々な切断ができる電動工具です。

簡単な切断方法をご紹介します。

直線切断

ジグソーには、付属でガイドの金具があります。

直線で切断するには、このガイドを使って材料や定規に添わせて切ることできれいな直線切断ができます。

ジグソー ガイド
引用:マキタ取扱説明書

また、円形や円弧などはピンなどを刺してコンパスのように使用することで切断が可能です。

※曲線や円形などを切断する場合は、無理に曲げていかずゆっくりと切断していってください。最悪場合はブレードが折れて飛んでくる場合があり大変危険です。

ジグソー 円カット
引用:マキタ取扱説明書

切断する場合は、ジグソーの底面をしっかりと材料に押し当てブレードの切断部を良く見ながらゆっくりと切り進めてください。

機種によっては、切断箇所をLEDで照らしてくれるものもあります。

ジグソー選定の注意

ジグソーを購入する際に注意して欲しいのは、ブレードの長さによって切断する幅があるということです。

切断したい材料の厚みを事前に把握して選定してください。

また、説明しました各種機能がきちんと付いている機種の方が使いやすさが変わってきます。(速度調整やオービタル切換など)

広いボードなどを切断したい場合は、コードが邪魔になりますので充電式の方が良いでしょう。

充電式のドリルドライバーや他の電動工具をお持ちであれば、同じメーカの同じバッテリーを使える機種に合わせたほうが無駄がありませんし便利です。

レシプロソー(セーバーソー)とは?

レシプロソーとは、のこぎりの電動工具のようなものでブレードの往復運動で切断する電動工具になります。

セーバーソーというものもありますが、メーカで呼び方が違うだけでどちらも同じと思っていて大丈夫です。

レシプロソー
マキタ レシプロソー

レシプロソーは、のこぎりのように使えるので、木の枝やパイプなどの筒状の物を切断する場合に力を発揮します。

こちらも専用のブレードが多数ありますので、用途に合わせて選定してください。

ブレードの交換は、ブレード取付け部の根本にあるネジを付属の六角レンチで緩めて付け替えするのが一般的です。

グリップ部には、引き金が2箇所付いている機種もあり、用途によって持ち方を変えることができ、力が入れやすいように工夫されています。

バンドソーとは?

あまり馴染みがないと思う電動工具ですが、切断工具にはバンドソーという物もあります。

今回は、充電式のポータブルタイプをご紹介します。

バンドソー
マキタ バンドソー

バンドソーとは、バンド状のノコ刃を使い一定方向に回転させて切断する電動工具です。

ジグソーやレシプロソーのように往復運動では無いので、切断面がきれいにカットできます。

グリップ部には、引き金と動作固定用のロックが付いています。反対の手を添えて安定させるグリップも付いている機種もあります。

バンドソー 引き金

切断部分の拡大です。バンドソーは、切断できる幅が決まっていますので、購入時にはご注意ください。

バンドソー ブレード

バンド状のノコ刃は、本体の裏側のカバーを外すことで確認することができます。

ノコ刃を交換する時は、本体のレバーを回しバンドを緩めて交換します。

バンドソー ブレードロック
バンド交換時のレバー

ベルトは、硬いですがしっかりとローラーの間を通しはめ込んでいきます。

きちんと取付けできないと、ノコ刃がうまく回らず最悪の場合、折れてしまう可能性がありますので十分注意してください。

バンドソー ブレード確認

切断工具 まとめ

切断するにしても様々な工具が存在します。

用途に合わせた工具を選び、安全にスムーズな作業に役立ててください。

穴あけ、ネジ締めの電動工具には、ドリルドライバーやインパクトドライバーがおすすめです。

詳しい説明は、こちらをどうぞ。

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