何事にもハマって・追求して・納得したいという信念を持ってるかは正直疑問だけど(笑) なんかね、好きなことに専念して結果が出てくるとの「めり込む」ってはのはよく分かる。うん。
で、このブログの中の人は、洗車好き上級者が常識のように扱う「水」について興味津々なわけ。
おかげで洗車したあとの水滴に対して異常なまでの敵対心を抱き、その水滴が乾こうものなら気が狂ったように発狂する。。。ってのは大袈裟だけど。。
とはいえ、見た目は透明な水でも含まれる成分でこんなに違うんだ~ってことを学んだのです。
これまでに
- 水滴が乾いても水垢がほぼ残らない 純水
- 水垢は残るけど拭き上げれば取れるレベルになる 軟水
- 水垢が付こうものなら取れずに絶望するごく普通の 水道水
の3種類を生成できる装置(水道水は蛇口捻るだけだけど)を紹介してきたわけだけど、とても大事なことをやってないことに気付く・・・
3種類の水を比較検証してないじゃない!
ってことで、本記事は 「水道水」「軟水」「純水」それぞれを乾かして水垢は付くのか?(←いや付くだろ!)そしてその水垢はどんな特徴があるのか?ってあたりを実車を使って検証してきます!!
「水道水」「軟水」「純水」をぶっかけて検証する実験台
検証するにあたり、最初は
「さすがに実車では・・何かフィルムみたいなのに吹き付けて見てみようかな~」
とか思ってたけど、皆さんにお見せするわけだし、やはりちゃんとした検証だから実車使わないとな。。ってことで、捨て身の覚悟で車を用意。
今回の実験台はこの車 ↓

黒い現行フォレスター! しかも半年前に納車したばかりの新車ww
え? こんな車持ってたって? いえいえ、持ってませんよ。 友人の車ですっ!!
はい、他人の車(しかも新車)に水ぶっかけて炎天下でしっかり乾かして検証しま~す!
いやいや、「ひとでなし~」「最低~」って声が聞こえますが、きちんと説明して納得してもらってのことなのでご安心を。 結果、安心できないけど。。
では早速、水垢実験開始!
友人の気が変わる前にさっさと実験開始(汗)
やることは簡単。水道水・軟水・純水 3種類の水をボンネットに水滴状に吹付けて真夏の炎天下でガッツリ乾かす!

右から 純水・水道水・軟水 って順に。 純水と軟水を離しておきたかったから中央の広い部分が水道水になったわけで、決して嫌がらせではないので変な目で見ないで・・
猛暑と言われるご時世。この日の最高気温は 35℃。直射日光下は40℃超え。 検証とはいえ、洗車する人間にまでダメージ負う環境です。。
完全に乾かそうと思ったけど、水垢になる様も見たかったので7~8割程度乾いてから観察。
純水 エリア

ボンネット全面に水滴が残るようにしておいたけど、この通り。水滴の跡が残らない!
この辺については別記事 ↓ のように検証済みなので、まぁ想定内。

ちょっと分かりやすいように画像のコントラストなどイジってみたけど、水垢は皆無だね。(指を置いてるのはボディーにピントが合わなかったので)
ということで、メンテナンス費など考えなければ純水は最高ですね。
純水器に関してはこちら。やはり切り替えヘッド式のタイプは大正解でした ↓
水道水 エリア

次は想像しただけでもゾッとする。。水道水エリア。
炎天下に水道水を放置・・・自分の車には絶対にしたくないっ!!(←友人に謝れ)
ウチの地域の水道水は、TDSメーターで計測しても40ppm程度なので、3桁超えの地域があると思えば比較的きれいなはずなんだけど、コレだからね。
皆さんも経験ないですか? ボディー洗って次にホイール洗ったあと、ボディー見たら「な、なんじゃこりゃ~!」ってくらいブツブツが。。って凹んでしまう(泣)
純水ならこの現象が「ゼロ」とは断言できないけど、非常に軽減できるのでやっぱり洗車好きにとって純水器は必須アイテムなのが実感する。
軟水 エリア

最後に皆さんが1番気になっているであろう「軟水」
「やっぱり軟水だから水道水より水垢少ないんだろうな~」って思ってませんか? けど実際はコレ。
案外、水垢残るんです (^_^;)

水道水と軟水の比較。
水垢の色が少々違うように見えるけど、水垢の量としては同等レベルですね。
ただ、次の検証で明確に違いがでるのでお楽しみに!
軟水器に関しては色々と手間掛かって(ただ自作失敗しただけなんだけど)詳しくはこちら ↓
そしてリベンジ(というか諦めて安定へ走っただけ)として今回検証にも使ったのはこれ ↓
再生頻度が上がってもコンパクトなのが欲しいって方はニューエントリーさんから販売されている軟水器もアリかもね。(すぐ売り切れるけど・・)
水垢が残った「水道水」「軟水」を拭き上げてみた
前章でご覧になったように軟水も水道水と変わらないくらいの水垢が付くんですよ。
ただし、水道水と軟水の水垢は同じ成分ではないってのを検証。
先ほどの水道水と軟水の水垢を水(一応、純水で)で濡らした固く絞ったマイクロファイバークロスで拭いてみることに。
まずは水道水 ↓

はい、お察しの通り。拭き上げるだけで取れるわけないんですよ。逆に取れたら苦労しないんだから。。
がっちりと固着しているのは水道水に含まれる「カルシウム」や「マグネシウム」。
これが洗車の大敵なのです。
続いて、軟水 ↓

どうですか? イカサマなしですよ。
クロスを2回ほど往復はさせたけど、軟水の水垢はキレイに取れてるじゃありませんか。
軟水器は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムをナトリウム(=塩)に置き換える仕組み。
軟水器を通した水の成分変化
軟水器は、主に水の硬度成分を除去することが目的。イオン交換という仕組みにより、特定のミネラルが除去され、代わりに別の成分が水中に増えることになる。
成分の種類 | 具体的な成分名 | 軟水器通過後の変化 | 備考 |
除去される成分 | カルシウムイオン | ほぼ除去される | 水アカや石けんカスの主な原因 |
マグネシウムイオン | ほぼ除去される | カルシウムと共に硬度の原因 | |
増える成分 | ナトリウムイオン | 増える | カルシウムやマグネシウムと交換されて水中に放出 |
ほぼ変化がない成分 | その他のミネラル | ほぼそのまま残る | カリウム、ケイ素など、硬度成分以外のミネラルは残る |
塩素(カルキ) | ほぼそのまま残る | 一般的な軟水器には塩素除去機能はない | |
水に溶けている気体 | そのまま残る | 酸素や二酸化炭素など |
どうですか? 洗車に純水器だけでなく軟水器もアリなんじゃない? って理由が分かったのでは?
水道水 vs 軟水 vs 純水 果たして勝者は?

っということで、水道水・軟水・純水を乾かして水垢の比較をしていったわけですが、この対決の勝者は?ってのはこの記事では正直決められないのかな。
それぞれ、良し悪しあるわけで
- 水道水使えば安上がりだけど水垢注意
- 純水使えばキレイに仕上がるけど費用は掛かる
- 軟水使えば拭き上げすればそれなりに仕上がるし費用も控えめ
ってことは検証できた。
あとは「洗車」という作業にどこまで時間と費用を投資できるか?ってとこでしょうね。
楽しい洗車ライフの参考になれたら最高です!
あ、そうそう。今回の水道水で固着した水垢はこれでキレイに落としました ↓
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