スイスポからアウトランダーへ乗り換え、車いじりがめっきり減ってしまった一方、最近はその時間を洗車へ注いでいる日々。
車好き。だから洗車も嫌いじゃないけど、まぁ大変ですよね。
そんな洗車ライフを送っている中、前々から気になっていたものを遂に導入。それが「純水器」なのだ!!
どうやら洗車に純水器を使うと
- 乾いても水滴が残らないから拭き上げ不要!
- ボディーへのダメージ(イオンデポジットの固着)防止で塗装に優しい!
- 拭き上げ回数を減らせるから洗車傷も低減!
- 純水なので仕上りもキレイ!
って、良い事だらけで洗車好きなら迷わず買うべきアイテムなんですが・・・
「どうせ拭き上げるから良くね?」
って、冷ややかな目で(←意地はってるだけ)見てたんだけど、最近は洗車グッズやケミカル、洗車方法など洗車関連のメーカさんが続々登場。しかも皆さん、良いもの出してくるですよね~
そんなこんなで、はい。流されましたww
巷で「純水器最高~」って言ってる、ネットショップでもびっくりするくらいの品揃え。レビューも高評価の嵐! ほ~そんなら純水器ってのを試してやろうじゃないのっ!!
ってのが今回のお話。
(本記事は準備まで。使用レビューは別で準備します)
購入した純水器のは「ガラコート製の切り替え機能付き」

まずは購入した純水器はこちら。
「ガラコート」ってメーカさん、洗車用品を取り扱う日本のメーカさんなので安心。
純水器って何?
この記事見て「そもそも純水器ってなんぞや?」って方は少ないかもだけど、簡単に説明。
洗車用純水器とは?
洗車用純水器は、水道水に含まれる不純物(ミネラルなど)を取り除き、「純水」を生成する装置。
なぜ純水で洗車するの?
通常の水道水で洗車をすると、水滴が乾いた後に白い跡が残ることがないですか? これは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラル分が蒸発せずに固着するためで、「ウォータースポット」や「イオンデポジット」と呼ばれ、車の美観を損ねる原因になっちゃうわけ。
純水で洗車すると、これらの不純物が含まれていないため、水滴が乾いても白い跡が残りません。
純水器の仕組み(とても簡単に)
多くの洗車用純水器は、「イオン交換樹脂」という特殊な樹脂を使ってて、 水道水がこのイオン交換樹脂の中を通ると、水中のミネラル(イオン)が樹脂に吸着され、代わりに純粋な水分子(H₂O)が生成されて出てくるって仕組み。
純水器を使うメリット
- 水滴跡が残らない: これが最大のメリット。洗車後の拭き上げの手間が大幅に削減され、最悪の場合、拭き上げなくても水シミができない。
- 洗車時間の短縮: 拭き上げが不要、または簡単になるため、洗車全体にかかる時間を短縮。
- ボディへのダメージ軽減: 拭き上げによる洗車傷のリスクが減り、イオンデポジットの固着を防ぐことで、塗装やコーティングを長持ちさせる。
- 仕上がりの美しさ: 水シミがないため、ボディ本来のツヤや輝きが際立ち、プロのような仕上がりに。
ってことで、洗車用純水器は、「洗車後の水シミに悩まされたくない」「洗車をもっと楽に、もっと綺麗にしたい」と考える方にとって、非常に有効なアイテムってことですね。
ガラコート純水器(切り替え機能付き)を選んだ理由
「純水器」って一言でいっても今や色々な大きさやタイプが存在するわけで。
洗車用の純水器、容量としては10Lサイズが一般的みたい。 これは上記説明のように水道水を純水に変えるにはイオン交換樹脂ってのが必要で、これには純水に変える能力(純水が使える量)が容量に比例するわけで。使える純水の量が洗車に適しているってのが要因。
一般的ってことだから別に5Lサイズでも20Lサイズでも純水洗車はできる。ただ、小さい容量だとメンテナンス頻度が上がるし、大き過ぎると場所も重さも増えちゃう。
そして、水道水のホースを純水器に接続して使うわけだけど、シャンプー前の汚れ落としなんかは水道水で良いので、イオン交換樹脂を節約するには工程ごとに「水道水」→「純水」→「水道水」・・・なんて変えるたびにホースを抜き差しするのは面倒すぎる。ってことで切り替えヘッド式(切り替え機能付き)のものをチョイス。
ガラコート製にしたのは他にも理由あるけどそれは説明ごとに紹介。
ガラコート 切り替えヘッド式 純水器の詳細と付属品
ではでは純水器の内容物を簡単に説明。
純水器本体

こちらが純水器本体。
この中にイオン交換樹脂を入れて使うボトル。

ヘッドには接続口が3種類。 上部にはハンドル。

ガラコート製を選んだ理由がこの接続口が金属(ステンレス)製ってこと。
他の商品見てもらえば分かるけど、ほっとんどの純水器の接続口は蛇口をホースで繋ぐような感じの樹脂製なのですよ。
別に樹脂製でも良いんですよ、良いんですけど・・丈夫に越したことはないじゃない?
見た目もいいし。

こちらはドレン。
ヘッドの切り替えをして内部ゴミなんかを掃除するときに開けて排水するみたい。
なので基本的にはそのままでOK。

ヘッド部。切り替え機能付き。
上画像はフィルター(純水が出る状態)側になってる。

こっちがバイパス(水道水が出る)状態。
上部のレバーをカチカチ回して切り替えできるのはすごく便利と思う。
フィルターとバイパスの間にある2箇所のモードは
- FAST RINSE:純水器内部を高速で洗い流すモード
- BACK WASH:純水器内部を逆方向に水を流して、内部に溜まったゴミや汚れ、微細な粒子を浮き上がらせ、除去するモード
イオン交換樹脂を長く使っていると、汚れがたまるため定期的にバックウォッシュすることで樹脂の寿命を延ばせるらしい。

本体にはカバーが掛けられていて内部はこんな感じ。
外すとダサそう・・

底部は剥き出しでした。。。
見えないから隠す必要もないしこれなら水はけも良いしね。

ヘッドを外した状態。

ヘッドの内部はこんなパイプが付いてる。
上と下にあるフィルターみたいな部分から水が出たり入ったりしてイオン交換樹脂に行き渡らせる仕組み。

タンクの接続部。

これがタンク内部。何もない、ただのタンク。
え?興味ない?

全体のサイズ感はこんな感じ。
収納の検討などの参考になれば。

胴回りはこのくらい。
それなりに場所は取るかもなので保管場所は事前に検討を。
純水器の付属品

まずは純水器の要であるイオン交換樹脂。これが2袋。
イオン交換樹脂ってのは純水にできなくなったら廃棄しなくてもメーカさんで再生できるんです。
で、このガラコート純水器。購入時、注意してもらいたいのが、このイオン交換樹脂は新品と再生品のミックスみたい。(買ってから気付いた・・)
その分、価格を抑える事ができてるみたいなので個人的には大賛成!
新品:再生品=60%:40% の割合で使っているみたいだから理解した上で購入検討を。
使ってみても全く分からないくらい純水になってるのでご安心ください。しかも隠さずしっかり説明しているのも逆に安心度アップな気がする。

こちらが付属品。
まずはホースね。

これは本体を持ち運びするためのバンド。
これをヘッドの2箇所の接続口へ通してこのバンドで持ち上げる。確かに持ちやすいけど外れやすい・・
持ち上げるとき、間違っても切り替えハンドルを持たないように!! 触れば解る、ポキっといくやつや~

これは「TDSメーター」っていうもので水の純度を計測する機械。電気の流れにくさで計測しているそう。不純物が多いほど電気は通りやすいっていう原理を使ってるんですね。
この機械で計測して数値が低ければ低いほど純水ってことみたい。

もちろん、取説も付いてるのでご安心を。

ちなみに今回購入した10Lタイプのイオン交換樹脂の使用回数目安としてはこんな感じ。使う水道水の不純物量で増減するのであくまでも目安ね。
注意してほしいのは「最大通水量」
水道水を全開で流すと純水になりきれない水が出てきてしまう。
1分間に4Lと記載あるけどそんなん分からないので、流すときはちょいと蛇口や水量を調節できるシャワーヘッドで水量を絞って流すのが理想みたい。
純水器の準備:イオン交換樹脂をセット
では早速、純水器を使う準備を進めましょう。
まずはイオン交換樹脂をセットしてくことに。

これがイオン交換樹脂。
一言で例えると「トビコのもっとちっちゃいやつ」 うん、これが妥当な回答だな。
オレンジ色で丸いビーズみたい。にしても超小さい~
ドサッとこぼしたらアウトですな(^_^;)

ってことは事前に予習してたので問題なし。
コレを一緒に購入してました!

投入口へセット。
これだけ広ければ安心! サクッと入れていきます。

とは言ってもイオン交換樹脂がサラサラしてないので簡単ではなかった・・
少し入れてはトントンしての繰り返し。 しかも結構ギリギリまで入れないといけないので調子乗らず慎重にね。

「ほんじゃ、ヘッドを差し込むか~」ってのはNG!!
イオン交換樹脂がガチっと密集してるので簡単には挿ささらないし、何より無理して入れると破損の原因にも。
取説にも書いてるけどまずは水をある程度充填。

イオン交換樹脂が浸るくらいまで水を入れたらヘッドを挿していく~

この時のコツは、本体を揺らしながらヘッドのパイプを少しずつ入れていく。そしたらあまり抵抗なく入っていくので優しくね。

あとはヘッドを閉めたら~ほい、準備完了!!
純水器の準備ができたら通水確認
準備ができたのでいよいよ通水確認。


ホースの接続口はどう繋いでも良いわけでなく、INとOUTがあるので注意。
INには水道水の蛇口側。OUTは純水になるのでシャワーヘッドとか高圧洗浄機とか側ね。

それぞれのホースを接続したら蛇口を捻って通水テスト。
内部のイオン交換樹脂に完全に水を通すために20~30秒ほど流し放しにしておきましょう。
これで全ての準備が完了!!
本当に純水器から純水が出るか確認
準備といってもざっくりいうと、イオン交換樹脂を入れただけで・・これで本当に純水ができるのか??
って思いながらチェックしていくことに。
ここで登場するのが「TDSメーター」

まずはバイパス側なので水道水ね。
小さな計量カップに注ぎます。

はい、出ました。 数値は「41」(単位はppm)
この「ppm」って単位はある物質が全体の中にどれくらい含まれているかを示す濃度や比率を表すものみたい。
例えば塩水で例えると
1 ppm の塩水:水100万グラム(約1トン)の中に、塩が1グラム含まれている状態
ってこと。って考えると結構多い気が・・
と思ったけどウチの地域の41ppmって数値は低めかと。多い地域だと100ppm超えってとこもあるみたいなので恵まれてるのかな・・?

続いてフィルター側にセット。
これで純水が出ちゃうのか~

っと、その前に注いだら水が真っ白・・
これ、空気が混ざってるだけみたい。特に初期に通水したらこんな感じになるみたいなので別に不具合じゃないのでご安心ください。
ってことで計測。

お~「0ppm!!」
一瞬「え?故障した??」って思うくらいピクリともしない「0」表示!
はい、これが純水なんです。(ドヤッ)
純水を使う準備が完了しました!!

ということで、今回はここまで。
これで純水洗車の準備が完了しました!
「イオン交換樹脂を入れただけやん」って言われても否定できないくらい準備は簡単。
次はいよいよ純水洗車を試していきたいと思いますっ!
何か面白いことでもやりたいな~
※更新
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